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香川『教育』を読む会 報告ブログ

教育に関しての総合月刊誌『教育(かもがわ出版)』を読む会を、月一回、丸亀と高松で行っています。このブログでは会の活動や報告、告知などを公開しています。雑誌『教育』についてはこちらをご参照ください。http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/jyanru/zashi_kyoiku.html

丸亀『教育』を読む会2月例会(創立会)報告

 

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 教育に関しての総合月刊誌『教育(かもがわ出版)』を読む会を香川県で開始しました(実施した日時や会場情報は以下の通りです)。

 大学院時代・北大公共政策大学院研究員にかかわりを少しだけ持っていた講読の会ですが、現在の香川の勤務先にうつって、10年ほどたって自分で開催してみようと思い、告知の期間は短かったものの、四名の方が参加くださいました。

日程 2016年2月18日19時~21時
会場 丸亀市城北コミュニティセンター「明倫」
  (住所:丸亀市御供所町一丁目5番20号)
   会場webサイト:http://johoku-c.her.jp/

 

 参加いただいた方から、今まで香川では「読む会」の活動がされてなかったとのことで、おもいつきで始めたものの、改めて開催してよかったなと思っております。

ご参加いただいた方は、私と、香川県内の私立高校教員の方、中学校教員で香川県国民教育研究所などでご活躍されている方、高松市で社会教育にかかわるお仕事をされながら現在では県内のボランティア活動の支援やESDの活動支援などに取り組まれている方など、初回四人ではありましたが非常にバラエティーに富んだ方々に集まっていただきました。

 

 会の中では、自己紹介とかかわっている実践などのお話を最初していただき、私の方で簡単に2016年2月号のお話として特集されていた「弱さを見せられない社会」を中心にいくつかの論文を手掛かりに話題提供いたしました。ちなみに私も大学院時代、この特集でもふれられていた北海道の浦河べてるの家の方々の取り組みを教育学的な視点でその先駆性を見出そうとした論文をいくつか書いたことがあります。以下そのリンクを張っておきます。

「当事者の自己実現と「教育の公共圏」についての研究 :浦河町べてるの家」の教育実践を事例として」(『北海道大学大学院教育学研究科紀要87巻』2002年)

http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/28872/1/87_P157-176.pdf

「参加の教育学的可能性:浦河べてるの家の学習過程にふれて〈自己〉の解放と言語化された経験の交差」(『北海道大学大学院教育学研究科紀要95巻』2004年)

http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/28953/1/95_P207-221.pdf

 

 そのあと論点と意見交換など交流の時間では、色々な交流がさらに行われました。以下はその交流で出された論点です。

 

・中国人の人々に加え丸亀市(ペルー)や高松市(ネパール)など数百名以上の外国人たちが暮らしており、その家族の人々の就学児童の日本語教育や識字教育的な取り組みなどの課題について状況把握したり実践的関わりを今後どう構築するか関心を持っている。

・18歳選挙権の関連で、現在の高等学校現場や県内の教育委員会の取り組みなど、どのような状況にあるのか非常に関心がある。高校で何か新たな取り組みが必要ということであれば、中学校のカリキュラムで接続するようなものが必要かどうかの吟味も含めて今後も実態調査等も行ってみたい。

・道徳教育が教科化されたが、一方でどのように評価するのか、あるいは教科書検定が今後どのようになされるのか、学校現場での対応がどのように変わっていくのか、非常に気になっている。

・18歳選挙権にかかわって、政治と教育をどのように接続させるのか、どのような取り組みが今後可能なのか、注目していきたい。

・平和をどのように学んでいくのか、そうした取り組みに関心がある。特に外国人児童など、地方でも国際的な就学環境がある中で、国際理解的な視点も含めた学習の機会の場を創造できないか、模索している。

・児童虐待事案に関して、その後のケアや問題点、専門職同士の連携(学校教育・教育行政・児童相談所・検事局など)の必要性について課題提供を目的に実践を準備している。

・1995年以降の、若者や少年の心象の変化や、いじめ、暴力についてどのような課題があるのか、その受け止め方や理解のされ方について色々と情報を集めている。それらの課題を調査など深めていきたい。

 

などなど、興味深い議論や実践交流ができました。

 

 とりあえず開催地の地域を名称に入れたものの、参加者のうち三名が高松市香川県東部の方だったので、次回は高松で開催し、当面は、丸亀市周辺と高松市周辺、交互に一ヶ月毎行うこととしました。

 

次回予定は以下の通りです。 

日程:2016年3月15日19時~21時
会場: 香川県教育会館 特別会議室
(住所:香川県高松市西宝町2丁目6番40号)
会場サイト:http://wwwe.pikara.ne.jp/musehall/

参加費(会場費):600円程度

問合せ 中俣保志(香川短期大学) メール:kjcjugyo0000@gmail.com

 

雑誌教育についてはこちら↓

http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/jyanru/zashi_kyoiku.html

 

最後に当日議論の中で話題となった著作のamazonリンクなどを参考文献としてはっておきます。

 

反省させると犯罪者になります (新潮新書)

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「問題」としての青少年―現代日本の“文化‐社会”構造

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生ける屍の結末――「黒子のバスケ」脅迫事件の全真相

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1995年 (ちくま新書)

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1995年―未了の問題圏

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