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香川『教育』を読む会 報告ブログ

教育に関しての総合月刊誌『教育(かもがわ出版)』を読む会を、月一回、丸亀と高松で行っています。このブログでは会の活動や報告、告知などを公開しています。雑誌『教育』についてはこちらをご参照ください。http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/jyanru/zashi_kyoiku.html

香川『教育』を読む会、4月、5月例会のお知らせ

新学期が始まりバタバタとしていて更新が滞っておりましたが、4月5月の例会の予定が決まりましたので、ご報告いたします。

 

前回のエントリーでご報告したように、香川県の「丸亀『教育』を読む会」は県全体に参加者を呼びかけるため、高松市周辺と香川県中西部で隔月で開催することと、名称を「香川『教育』を読む会」と変更いたしました。報告ブログの名称もそのため変更しています。

 

なお、次回予定は、以下の通り、5月まで予定を確定しました。とりあえず第3水曜日の19時から開催することにいたしました。

日程:2016年4月20日19時~21時
会場: 香川短期大学二階小会議室 
(住所:香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁10番地)
会場サイト:アクセス | 香川短期大学について | 香川短期大学

日程:2016年5月18日19時~21時
会場: 香川県職員組合二階和室 
(住所:香川県高松市田村町1033-3)
会場サイト:香川県教職員組合

 

参加費(会場費):会場費を人数割り

問合せ 中俣保志(香川短期大学

メール:kjcjugyo0000@gmail.com

 

香川『教育』を読む会3月例会報告(名称変更しました)

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 教育に関しての総合月刊誌『教育(かもがわ出版)』を読む会を香川県で開始しましております。今月で二回目。早速、雑誌『教育』の2016年4月号(かもがわ出版・3月10日発売)の49頁、「『教育』読者の会」のページに紹介いただきました。編集部の皆さん、ありがとうございます。

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 今回は、前回参加された方の尽力や、『教育』誌面上での紹介などもあったせいか、前回参加ができなかった方と新たに参加いただいた方あわせて、六名の方が参加くださいました。
 発足して二回目の講読の会ですが、今回は、311以降の震災、福島の避難解除がどのような問題をはらんでいたのか、学校教育の課題は何かなど、東日本震災のその後に注目する誌面の特集もあり、実際に被災地に研修や交流で訪問された方が参加くださって、意見交換が前回以上に深まりました。
 またもう一つの特集である、地域や郷土愛というものを教育実践でどのようにアプローチするのか、そういったに関しても実際に取り組まれたご自身の実践の報告(琴平町)や、高松市内の香川県内のいくつかの話題になっている地域の取り組みなどどのような現状があるかなどの情報共有もなされるなど、こちらの話題でも紙面の記事をもとに身近な実践や地域の課題を交えた意見交換が行えたと思います。(3月例会を実施した日時や会場情報は以下の通りです)。
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 また、この会で、実際には高松エリアと香川県中西部、交互に例会を持つということで、名称を「香川『教育』を読む会」と正式に改称いたしました。したがってブログのタイトルも修正したいと思います。私としては、漠然と、自分の街の名前を付けて『教育』を読む会を行えればとの気持ちで「丸亀」と付けてみたのですが、香川県では今までにない試みでありかつ参加者の方も高松エリアの方が多数おり、活動会場も香川県内2拠点でしばらくは行うことなど、メンバーと話し合い「香川『教育』を読む会」がふさわしいということになりました。
 また、次回4月例会以降は、当面、第三水曜(19時から21時)で例会を実施することになりました。したがって4月例会は2016年4月20日(水)、5月例会は5月18日(水)の開催予定としております。
以下3月例会の報告を致します。
・3月例会の日程
  日程:2016年3月15日19時~21時
  会場: 香川県教育会館 特別会議室
 (住所:香川県高松市西宝町2丁目6番40号)
  会場サイト:http://wwwe.pikara.ne.jp/musehall/
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 今回、ご参加いただいた方は、私と、香川県内の公立高校、私立高校教員の方、特別支援学校教員の方、中学校教員で香川県国民教育研究所などでご活躍されている方、高松市で社会教育にかかわるお仕事をされながら現在では県内のボランティア活動の支援やESDの活動支援などに取り組まれている方など、前回参加者に加えさらに二名の方合わせて、六名で、前回以上に非常にバラエティーに富んだ方々に集まっていただきました。

 3月号の誌面の内容をざっと紹介し、今回はその内容の共有より、論文や記事で取り上げられているテーマに即して、参加者の方が課題と感じた論点を話していただいたり、意見交換をしたりということが中心になりました。私としては、読書会としての活動の中で、こうした論点や各自が想起されたことについての意見交換を重視したいと思っており、むしろ未読の参加者が改めて会の終了後にバックナンバーや個別の記事を読んでみようというような気にさせる会になることも大事ではないかと思っているのですが、そういった意味では、誌面の内容をふまえつつも、参加者の発話や論点で肉付けをしていく交流の会になったかと思います。 

 

 会の中では、前回同様、私の方で簡単に2016年3月号の誌面の内容の概説を紹介し、参加者の論点と意見交換など交流の時間では、色々な交流がさらに行われました。以下はその交流で出された論点です。

 ・実際に被災後に福島県を訪れた際、現地の方との交流の過程で、「復興」を急ぐ観点から地域の様々な課題が残っているにもかかわらず半ば強引に学校を再開させるように感じられる地域が存在していたり、被災から何年もたっているのに除染残土の問題で日々苦悩されている方の存在、もともと地域であった「海の人」と「山の人」の考えの違いのようなものが被災後更にそれが大きくなったというようなことを知った。

岩手県陸前高田市の高校の方から、学校施設などが遺体安置所になっていたりして、遺族の方などを学校の職員の方も案内するなどのことをされていたことを知った。地域の遺体と向きあったり遺族の方の悲痛な表情を前に学校職員の方々もいろいろな意味で被災後に心労になった時期があったことを知った。

・311以降、東北における日本の地域の課題や、経済発展の裏で抱えてきた原発の問題が存在していることが露呈され、それをどのように見ていくのか、また学校教育でどうその問題に向き合うのか、そういった転機に成ったように思う。また一方で震災後の課題、解決しきれない地域の課題や人々の分断のような状況もあり、そういったことが学校現場に反映している点もあるのではないか。

被災後に福島を訪れたとき現地の保育士の方と交流する機会があり、保育を建物外で行えない苦悩や、食べものにたいしての配慮など、原発問題以後の保育実践での課題を知ることができた。

・地域のことをテーマにする場合や、被災地で様々に得た知見を共有しようとするときに、今回の誌面のように、地域の課題と学校教育であるとか、被災前の地域課題と震災後であるとか、ある程度の広がりの中で課題を模索するような姿勢も必要ではないかと思う。共有する人が「自分」で考えて自身の課題につなげるような教育実践の必要を感じる。とくに被災地からの教訓を学ぶという際に、「防災」という観点は重要ではあるが、技術論的な視点で誤解されるようなことでは伝わりきれていない点があるように感じる。

・特集2の「地域に行き、地域をつくる」の誌面から、自分がこれまで取り組んできた実践を励まされているように感じた。今後も、地域のキーパーソンや地域おこし協力隊の人々ともつながって、生徒の学習活動の広がりが反映させられているようなことを実感できる取組にしていきたい。

・最近よく聞く、地方創生の文脈や、居住している高松市内の地域の取り組みや課題など、色々と情報を得たいと感じた。

・地域を見る際に、観光などの先進地ではそのイメージによって町の課題が対象化しづらい場合もあるが、むしろ多様な街の状況を反映した取組や学習実践の可能性を追求したい。

・改めて被災と地域をテーマとした今回の誌面で、自分の課題として取り組んでいくというESD的な課題認識が共通課題とされていることを感じた。また一方で生活綴り方実践のような日本でこれまで取り組まれてきた活動が現在どのように受け継がれていきつつあるのか、その点にも関心がわいた。

・生活綴り方の現在という時に、山形の佐藤藤三郎氏の取り組みや、長野県の恵那の実践など、いくつかの取り組みを自分でも振返ってみたい。

 

などなど、興味深い議論や実践交流ができました。

被災地の取り組みを教育実践に組み込んだ参加者の方がいて、また次回以降でもその取り組みの紹介などを今後していくということで、そういった点でも誌面の論点が深まる会となりました。

 

当面は、丸亀市周辺と高松市周辺、交互に一ヶ月毎行うこととしました。したがって次回は会場は未定ですが、香川県中西部(坂出・宇多津・丸亀のどこか)で開催する予定です。

 

 

次回予定は以下の通りです。会場は未定なので決まり次第また更新過去のブログに追記いたします。 

4月例会

日程:2016年4月20日(水)19時~21時
会場: 未定(香川県中西部)

5月例会

日程:2016年5月18日(水)19時~21時
会場: 未定(高松市内)

問合せ 中俣保志(香川短期大学) メール:kjcjugyo0000@gmail.com

 

雑誌教育についてはこちら↓

http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/jyanru/zashi_kyoiku.html

 

最後に当日議論の中で話題となった著作のamazonリンクなどを参考文献としてはっておきます。

 

 

3・11と教育改革 (講座 教育実践と教育学の再生)

3・11と教育改革 (講座 教育実践と教育学の再生)

 

 

 

 

 

遠野物語・山の人生 (岩波文庫)

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三陸海岸大津波 (文春文庫)

三陸海岸大津波 (文春文庫)

 

 

 

震災編集者:東北の小さな出版社・荒蝦夷の5年間

震災編集者:東北の小さな出版社・荒蝦夷の5年間

 

 

 

ずぶん(自分)のあだま(頭)で考えろ―私が「山びこ学校」で学んだこと

ずぶん(自分)のあだま(頭)で考えろ―私が「山びこ学校」で学んだこと

 

 

 

農山村は消滅しない (岩波新書)

農山村は消滅しない (岩波新書)

 

 

 

地方消滅の罠: 「増田レポート」と人口減少社会の正体 (ちくま新書)

地方消滅の罠: 「増田レポート」と人口減少社会の正体 (ちくま新書)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丸亀『教育』を読む会2月例会(創立会)報告

 

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 教育に関しての総合月刊誌『教育(かもがわ出版)』を読む会を香川県で開始しました(実施した日時や会場情報は以下の通りです)。

 大学院時代・北大公共政策大学院研究員にかかわりを少しだけ持っていた講読の会ですが、現在の香川の勤務先にうつって、10年ほどたって自分で開催してみようと思い、告知の期間は短かったものの、四名の方が参加くださいました。

日程 2016年2月18日19時~21時
会場 丸亀市城北コミュニティセンター「明倫」
  (住所:丸亀市御供所町一丁目5番20号)
   会場webサイト:http://johoku-c.her.jp/

 

 参加いただいた方から、今まで香川では「読む会」の活動がされてなかったとのことで、おもいつきで始めたものの、改めて開催してよかったなと思っております。

ご参加いただいた方は、私と、香川県内の私立高校教員の方、中学校教員で香川県国民教育研究所などでご活躍されている方、高松市で社会教育にかかわるお仕事をされながら現在では県内のボランティア活動の支援やESDの活動支援などに取り組まれている方など、初回四人ではありましたが非常にバラエティーに富んだ方々に集まっていただきました。

 

 会の中では、自己紹介とかかわっている実践などのお話を最初していただき、私の方で簡単に2016年2月号のお話として特集されていた「弱さを見せられない社会」を中心にいくつかの論文を手掛かりに話題提供いたしました。ちなみに私も大学院時代、この特集でもふれられていた北海道の浦河べてるの家の方々の取り組みを教育学的な視点でその先駆性を見出そうとした論文をいくつか書いたことがあります。以下そのリンクを張っておきます。

「当事者の自己実現と「教育の公共圏」についての研究 :浦河町べてるの家」の教育実践を事例として」(『北海道大学大学院教育学研究科紀要87巻』2002年)

http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/28872/1/87_P157-176.pdf

「参加の教育学的可能性:浦河べてるの家の学習過程にふれて〈自己〉の解放と言語化された経験の交差」(『北海道大学大学院教育学研究科紀要95巻』2004年)

http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/28953/1/95_P207-221.pdf

 

 そのあと論点と意見交換など交流の時間では、色々な交流がさらに行われました。以下はその交流で出された論点です。

 

・中国人の人々に加え丸亀市(ペルー)や高松市(ネパール)など数百名以上の外国人たちが暮らしており、その家族の人々の就学児童の日本語教育や識字教育的な取り組みなどの課題について状況把握したり実践的関わりを今後どう構築するか関心を持っている。

・18歳選挙権の関連で、現在の高等学校現場や県内の教育委員会の取り組みなど、どのような状況にあるのか非常に関心がある。高校で何か新たな取り組みが必要ということであれば、中学校のカリキュラムで接続するようなものが必要かどうかの吟味も含めて今後も実態調査等も行ってみたい。

・道徳教育が教科化されたが、一方でどのように評価するのか、あるいは教科書検定が今後どのようになされるのか、学校現場での対応がどのように変わっていくのか、非常に気になっている。

・18歳選挙権にかかわって、政治と教育をどのように接続させるのか、どのような取り組みが今後可能なのか、注目していきたい。

・平和をどのように学んでいくのか、そうした取り組みに関心がある。特に外国人児童など、地方でも国際的な就学環境がある中で、国際理解的な視点も含めた学習の機会の場を創造できないか、模索している。

・児童虐待事案に関して、その後のケアや問題点、専門職同士の連携(学校教育・教育行政・児童相談所・検事局など)の必要性について課題提供を目的に実践を準備している。

・1995年以降の、若者や少年の心象の変化や、いじめ、暴力についてどのような課題があるのか、その受け止め方や理解のされ方について色々と情報を集めている。それらの課題を調査など深めていきたい。

 

などなど、興味深い議論や実践交流ができました。

 

 とりあえず開催地の地域を名称に入れたものの、参加者のうち三名が高松市香川県東部の方だったので、次回は高松で開催し、当面は、丸亀市周辺と高松市周辺、交互に一ヶ月毎行うこととしました。

 

次回予定は以下の通りです。 

日程:2016年3月15日19時~21時
会場: 香川県教育会館 特別会議室
(住所:香川県高松市西宝町2丁目6番40号)
会場サイト:http://wwwe.pikara.ne.jp/musehall/

参加費(会場費):600円程度

問合せ 中俣保志(香川短期大学) メール:kjcjugyo0000@gmail.com

 

雑誌教育についてはこちら↓

http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/jyanru/zashi_kyoiku.html

 

最後に当日議論の中で話題となった著作のamazonリンクなどを参考文献としてはっておきます。

 

反省させると犯罪者になります (新潮新書)

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「問題」としての青少年―現代日本の“文化‐社会”構造

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生ける屍の結末――「黒子のバスケ」脅迫事件の全真相

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1995年 (ちくま新書)

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1995年―未了の問題圏

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